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2025/12/26

第二十四回 地元の銘墓

南部氏とは ― 盛岡藩を治めた北方の名門
南部氏は、甲斐源氏の流れを汲むとされ、中世以来、現在の青森・岩手を中心に勢力を築いた名族である。
関ヶ原の戦い後、南部信直の子・南部利直が盛岡藩主となり、以後明治維新まで約260年にわたり南部家は盛岡を治め続けた。
長期にわたる安定した統治は、盛岡藩が大きな改易や転封を受けなかったことにも表れている。その歴史の積み重ねが、現在の墓所群にも色濃く反映されている。
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大慈寺(だいじじ)― 南部家歴代藩主の菩提寺
盛岡市中心部に位置する大慈寺は、盛岡藩南部家の菩提寺として知られる。境内奥には、江戸時代の藩主たちの墓が整然と並んでいる。
これらの墓石は、藩主という権威を誇示する豪華さよりも、武家らしい簡素さと威厳を備えている点が特徴的である。
歴代藩主の墓が一か所にまとまっているため、盛岡藩の歴史の流れを視覚的にたどることができるのも大慈寺墓所の魅力だ。
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聖寿寺(しょうじゅじ)― 初代藩主・南部利直の墓
盛岡藩初代藩主 南部利直 の墓があるのが、盛岡市内の聖寿寺である。
利直は盛岡藩の基礎を築いた人物であり、その墓所は特別な存在として現在も大切に守られている。
杉木立に囲まれた境内は厳かな空気に包まれ、戦国から江戸へと時代をつないだ武将の人生を静かに思わせる空間となっている。
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墓所が語る「盛岡藩の性格」
南部家の墓所を歩いて感じるのは、華美さよりも実直さである。
徳川御三家や大都市の大名墓所に見られる豪壮な装飾は控えめで、北国を治めた武家らしい堅実さが随所に表れている。
それは、厳しい自然環境の中で藩政を維持してきた盛岡藩の姿勢そのものとも言えるだろう。
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おわりに ― 墓所は「生きた歴史資料」
盛岡藩南部家の墓所は、単なる史跡ではなく、藩の歴史・価値観・人物像を今に伝える生きた歴史資料である。
盛岡を訪れる機会があれば、城跡や資料館とあわせて、ぜひ南部家の墓所にも足を運んでほしい。
そこには、北東北の地を長く支えた大名家の静かな足跡が、今も確かに残っている。

2026/12/26

年末のご挨拶

いつも大変お世話になっております。
有限会社ルイのブログ担当スタッフです。

本年も残すことあとわずかとなりました。
皆様よりのご愛顧に支えられた一年でございました。
この場をおかりいたしまして、厚く御礼申し上げます。

さて、誠に勝手ながら、弊社の年末年始の営業は、下記のとおりと致します。
皆様にはご不便、ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦賜りたく存じます。

年内営業   令和7年12月27日午前中まで
年始営業   令和8年1月5日より

2026/12/26

第二十三回 地元の銘墓

前島密(まえじま ひそか) 1835~1919 日本の官僚、政治家。新潟県出身。
日本の近代郵便制度の創設者の一人として「郵便制度の父」とも呼ばれています。
密翁は「郵便」「切手」「葉書」という名称を定めました。
一円切手の肖像でもしられていますが、日本の他の切手は頻繁にデザインを変更されている中で、
前島の肖像が描かれている一円切手だけは1,947年の初発行から一度もデザインが変更されていません。
前島密翁夫妻は、晩年を神奈川県横須賀市 浄楽寺境内の別邸「如々山荘」で過ごしました。

2025/10/04

石めぐり 2025年10月号

取引先の長野県下諏訪町マルヒ高木石材工業様が、
諏訪大社下社春宮の橋の欄干工事を手がけました。
この下社春宮の創建は古く、古事記の国譲り神話に迄さかのぼり、
本殿を持たず、自然そのものを御神体とする古来からの信仰の姿を現在に伝え、
7年毎に山から御柱を引いて、社殿の4隅に建立され、
大勢の信者、観光客で賑わいをみせています。

2025/09/17

2025年エンディング産業展

TANEです。
今年もエンディング産業展に行ってまいりました。今年はビッグサイトではなく、
近所のイベントホールでの開催でした。
事前の案内資料にも記載されていましたが、駐車場がない…あるにはありますが、どこも満車。
一時間くらい彷徨いました。

石材関連のブースは年々減っているようですね。今年も仏壇屋さんを探しましたが、
皆家具載せ仏壇ばかりでした。

昨年もですが一際目立っているのは前方後円墳…

昨年は「コスプレ巫女さん使ってなんか変わったことやっているなあ…シン古墳って、
古どこ行った?」的な感想でしたが、竹田社長の解説を聞くと販売システム、料金設定共に
しっかりしていますし、三種の神器とか中二病心もくすぐられます。

1基で7000~10000柱収納できるとのことで、現在香川、大阪、千葉で販売開始、他6か所で計画中。
これを10年で全国に100基も建てられたら石材業界はやばいかもです。

個人用の古墳も計画中のようです。

石材系のセミナーではないのですが、「Googleマップを活用した新規集客術!
ご地域で選ばれる店舗の作り方!」を受講してきました。
Googleマップは常用しているので、重要性は身に染みていましたが、
小売店で実際に何をしなければならないか勉強になりました。
早速お得意様にお届けしたいと思います。

2025/09/06

TANEの独り言

TANEです。
嫁さんのトワウォ(トワイライト・ウォリアーズ)熱が香港映画方面(トワウォのキャスト)に
派生したようです。
先日「スタントマン 武替道」という映画を見に行きました。
香港アクション映画の裏方、スタントマンたちの世界を描いた物語で、最近ワイドショーで話題になる
コンプライアンスについていけない旧世代のおじさんがスタントに命を懸ける話でした。
香港の街中でのゲリラロケシーンはハラハラものでした。メインキャストはトワウォの
信一(ソンヤッ)役と王九(ウォンガウ)役の俳優さんで格闘シーンも高評価です。
映画館には杖をついた80~90代のご高齢のお客さんも鑑賞されており、
もしかしたらブルースリーの現役時代からの香港アクション映画ファンかもと思ったりしました。

更にトワウォで信一(ソンヤッ)役の俳優さんがメインキャストの「鯨が消えた入り江」を見てきました。
地元宇都宮では上映していなかったので小山まで遠征。台湾に住む少年と香港の青年の不思議な文通を
きっかけに時空を超えた絆の物語が始まる…ほんのりBLっぽいけど、お互いが相手の幸せな未来を
望み奇跡が起こる…的なお話です。
東京近隣では映画館は満席状態との話でしたが、我々が行った小山の映画館はガラガラでした。
しかし映画のパンフは完売。メルカリでも高額取引が行われているとのことで、
出張先での購入を頼まれまして、やって来ました高崎の電気館…

あれ?受付は信一さん…

って23日の上映凄いことになってるな…

パンフを無事ゲットできました。箱入りの立派なパンフでした。中身はほぼ写真集。成程売り切れる訳だ…近日大量に増刷されるみたいです。海に行きたくなるなあ…

2025/09/03

お墓参り

TANEです。
弊社では「お墓は個人の究極のパワースポット」としてお墓参りを奨励しています。
なんとお墓参りで遠方に帰省するにあたって補助金が支給されるのです。
ありがたいので、広島に帰省してまいりました。
お墓参りには祖母を連れて広島市の東にそびえる比治山の市営墓地に行ってきました。

墓地入り口には私の子供のころから変わることない水場があり、
その脇から階段を下りていきます。

昔は舗装されておらず雑な石段だったような…

徒歩では苦い記憶しかありませんが、車さえあれば自然豊かで緑も多く、
広島市内を一望できる見晴らしがよい墓地です。
白御影の和型が多くほとんど外柵はありません。

お墓はこの墓地では珍しく洋型です。花筒は無く、直接水を入れるみたいで、水抜きはありません。

祖母は103歳。初めて娘が会いに連れてってと希望したので、往復2400キロを車で旅してきました。

あれ?なんだこれ…卒塔婆かな?うちは浄土真宗じゃなかったっけ?

うちは立てたことないですが、広島では紙の灯籠を立てる風習があるようです。

近所のスーパーで売っていました。塔婆安っ。…中国産。
皆さんも究極のパワースポットにレッツゴーです。

※撮影は2024年でしたが、許可が頂けましたので掲載させて頂きました。
 

2025/08/01

石めぐり 2025年8月号

2025/07/31

第二十二回 地元の銘墓

「凉雲院南峯道薫居士」。

白河藩奥平松平家世嗣松平清照の墓。
※奥平松平家2代松平忠世の長男。
嫡男でしたが病弱を理由に廃嫡となり、
部屋住みのまま過ごしています。
父忠世は松平忠尚を婿養子に迎え、その継嗣としていましたが、
正室で忠世の娘長福姫の間の子が夭折。
次いで長福姫も病死してしまいました。
更に忠尚自身にも人望がなく、この状態に清照の長男松平忠雅が生まれ、
後継を巡ってお家騒動が勃発。
その渦中に清照は病死しています。
※騒動が幕府の知るところとなり、 忠尚は別家を興して独立し、
忠世は山形藩に減転封となりました。

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